私の実家は九州の山間部、とある集落にある
弟が跡取りという位置づけだが、仕事の都合で市街部に住んでいる
その弟から実家が傾いている(経済的にではなく、形状的に)
との知らせ

実家には、父とその姉が住んでいる
二人とも90歳位のお年寄り
身体に不自由があるながらもデイケアに通いつつ生活している
父は室内の移動に歩行器を使っており
トイレに出かけて戻ってくるまで30分を要する(もちろん家の中にトイレはある)
不測の事態が生じると本人から連絡があり
弟夫婦が駆けつけてくれている

そんな実家の老人たちを心配して、弟夫婦が職場近くに2世帯住宅を検討しているとのこのと
ただ、無人の実家をそのままにしておくと、馬鹿高い税金を徴収されるとのことで
実家は壊さなければならないらしい
もちろん、実家をでた私に嫌はない
親たちを面倒見てくれている弟夫婦には感謝しかない

それがきっかけで、仕事の休みにちょい帰省してみた

田舎っぷり

実家がどれくらい田舎かというと
最寄りのバス停が、山を1kmほど下った県道沿いにあり、1日1往復のみ
最寄りの駅は家から約5km もちろん無人駅である
最寄りのスーパーマーケットはさらに遠く、もう一駅先にある

私が暮らしていた頃にはいなかったシカも多数出没するらしい
国道にも出てきて車の走行を妨げる
車でぶつかったとしたら、車がへこみ、シカは逃げていく
ということで、シカが去るのを待つのが最善の策らしい
農家にとって 昔はイノシシが天敵だったが、今はシカmain
農地の周りを電柵やネットで囲っている様子を多数見かけました

帰省

姉が、新幹線の最寄り駅まで迎えに来てくれて
姉おススメのパンケーキが美味しい店でランチして
実家まで運んでくれました
(姉も忙しい身の上。そんな中、いつも最大限にもてなしてくれて感謝!)

とりあえず、実家はいいよねー
子どもの頃は都会に憧れ、なんやかんやで都会で暮らすことになってるけど
そうなると田舎での生活が素晴らしかったことに気付く
人ってないものねだりよね

傾いた実家

伯母によると築110年ほどの家
途中、部分改装しながら暮らしてきた家
昔は、かまや(台所)、ふろや(風呂)が別の建物になっていた
他にも、小屋 蔵 便所 の建物がある
傾きを感じるのは、主屋(おもや)のだいどころ(現在リビングキッチン)
引き戸の開け閉めにコツが必要

おもやには昔ながらの造りが見えるところもあり
大きな柱や昔は動いていたボンボン時計
壊してゴミになるのはもったいない

自然

すんごい山の中の小さな集落
家の数も減り、住んでいるのは ほぼお年寄り
その代わり、自然はいっぱい!
実家の墓参りとお地蔵様へのご挨拶を兼ねて散歩してきました

展望?

帰省した夜には、弟夫婦が宴会してくれました
その中で話が出たのは、地元の活性化
仲間内で話題にもなるらしい
わが家で言うなら「実家を民泊とかにできないかなー」的な

たくさんの意見を持ち寄って
より良いアイデアが浮かぶといいなと感じる帰省でした

有名な観光地って快適で楽しいけど 特に観光シーズンって人まみれ
なんにもない田舎でゆったり過ごす非日常もよいのではないかと思うのです♪

投稿者

はーん

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